会社のHP担当が最低限最初にすること:事業ウェブサイトのデータを見える化するためにアクセス解析ツールを4つ入れよう
こんにちは!ラムジェットデザイン山本です。
この記事は事業HPを作ってもらったけど、うまく集客にならない。最初になにをしたらいいかわからない、という中小企業のウェブ担当や、フリーランス・事業主様むけに、一番最初にウェブサイトにするべき施策をまとめています。
最初に結論を書くとウェブサイトの運営で最も重要なことの一つは、訪問者がどのようにサイトを利用しているか、どのページが見られているかなどを「見える化」することです。データに基づく改善ができれば、問い合わせの増加や売上の向上にもつながります。この記事では、見える化をするためのアクセス解析を行うために役立つ4つのツールを紹介し、これらのツールが提供するデータをもとにビジネスに活かす方法を解説します。
目次
- アクセス解析ツールを導入する意義と基本的な考え方
- Googleアナリティクスで得られる詳細データとその活用方法
- Googleサーチコンソールを使って検索エンジンでの可視性を改善
- Microsoftクラリティでユーザー行動を可視化する
- BingウェブマスターツールでBing検索のデータを把握
- アクセスデータをどのように読み取るか:分析から得られる改善ヒント
- まとめ:4つのツールを活用してビジネス成長につなげる
1. アクセス解析ツールを導入する意義と基本的な考え方
ウェブサイト運営の初期段階において、アクセス解析ツールを導入することで得られる情報は非常に重要です。アクセス解析ツールにより、訪問者のアクセス元や閲覧したページ、滞在時間など、サイトのパフォーマンスを評価するために必要なデータが手に入ります。これらの情報をもとにサイトを改善し、ユーザーのニーズに応えることで、問い合わせや売上の増加を目指せます。ビジネス成長に向けて、アクセス解析は「現状の把握」から「具体的な改善施策」への第一歩となります。
最初にHPにいれるべき4つの無料アクセス解析
Features
2. Googleアナリティクスで得られる詳細データとその活用方法
Googleアナリティクスの基本概要
Googleアナリティクスは、アクセス解析ツールの中で最も一般的で、細かいデータの取得が可能なツールです。訪問者数、ページビュー数、滞在時間、直帰率など、ユーザーの行動に関する詳細な情報を得ることができます。
Googleアナリティクスで取得できる主なデータ
- セッション数とユーザー数:訪問者の数を把握し、特定のキャンペーンや季節に応じたアクセスの変化をチェックします。
- 行動データ:どのページがよく見られているか、ユーザーがどのページで離脱しているかを把握します。
- コンバージョン率:設定した目標(例:お問い合わせフォーム送信)がどれだけ達成されているかを測定し、集客施策の効果を分析します。
Googleアナリティクスの設定手順
サイトにトラッキングコードを埋め込み、測定対象のページを特定することで、データ収集が開始されます。これにより、ページごとの閲覧データやユーザー行動を定期的に把握し、ウェブサイト改善の根拠にできます。
3. Googleサーチコンソールを使って検索エンジンでの可視性を改善
Googleサーチコンソールとは?
Googleサーチコンソールは、検索エンジンでのウェブサイトのパフォーマンスを測定するためのツールで、サイトがGoogle検索結果でどのように表示され、どのような検索クエリで訪問されているかを把握できます。
Googleサーチコンソールで収集できるデータ
- 検索クエリ:サイトが表示された検索キーワードを確認し、訪問者が何を求めているかを把握します。
- クリック数とクリック率:検索結果でのクリック数や表示回数を確認し、サイトの表示内容がどれだけ効果的かを評価できます。
- インデックス登録状況:Googleのクローラーがどのページをインデックスしているか、エラーがないかをチェックし、表示に問題がないように改善します。
Googleサーチコンソールの導入手順
Googleアカウントを使ってサーチコンソールにアクセスし、サイトの所有権を確認した後、主要なデータの収集が開始されます。これにより、SEOの観点からの改善がしやすくなり、検索結果での露出を増やすことができます。
4. Microsoftクラリティでユーザー行動を可視化する
Microsoftクラリティとは?
Microsoftクラリティは、訪問者がどのようにページを操作しているかを視覚的に確認できるツールです。特にヒートマップやセッションレコーディングといった機能があり、訪問者の動きを細かく追跡できます。
Microsoftクラリティで得られるデータ
- ヒートマップ:ユーザーがどこをクリックし、どの部分を注視しているかを色で表示し、コンテンツの配置やボタンの位置などを最適化するのに役立ちます。
- セッションレコーディング:訪問者の動きがビデオのように再現され、どのような操作が行われているかを視覚的に理解できます。
- スクロール率:ユーザーがどこまでページをスクロールしたかを把握し、重要な情報がどこまで届いているかを確認できます。
Microsoftクラリティの設定方法
クラリティのトラッキングコードをウェブサイトに埋め込むだけで利用可能になり、すぐにデータ収集が始まります。サイト内のユーザー行動を可視化することで、コンテンツの配置やページレイアウトの改善に繋げられます。
5. BingウェブマスターツールでBing検索のデータを把握
Bingウェブマスターツールとは?
Bingウェブマスターツールは、Bing検索におけるウェブサイトの状況をモニタリングするためのツールで、Googleサーチコンソールと併用することで、幅広いデータが収集できます。
Bingウェブマスターツールで収集できるデータ
- 検索キーワード:Bing検索結果で表示されるキーワードを把握し、Googleとは異なる検索傾向を確認できます。
- インデックスステータス:Bingでどのページがインデックスされているかやエラーの有無を確認し、ページのパフォーマンスを向上させるために活用します。
- バックリンク情報:外部サイトからのリンクを把握し、リンク構築やSEO施策に活かします。
Bingウェブマスターツールの設定手順
Bingアカウントでログインし、サイト所有権を確認することで利用が可能になります。Googleとは異なる検索エンジンでの動向を知ることで、複数の検索エンジンでの集客が可能になります。
6. アクセスデータをどのように読み取るか:分析から得られる改善ヒント
主なデータの見方と活用方法
- 流入経路の把握:各ツールで得られる流入経路(検索エンジン、SNS、広告など)を確認し、どの施策が効果的かを評価します。
- 直帰率と滞在時間:ユーザーがどのページで離脱し、どこで多くの時間を費やしているかを知り、サイトの改善に役立てます。
- クリック率の改善:検索結果での表示回数やクリック率(CTR)を解析し、メタディスクリプションやタイトルの改善を行います。
具体的な改善例
データをもとに、ページのレイアウトを変更したり、クリック率の低いページに魅力的なコンテンツを追加するなど、サイト改善のアクションプランを作成します。こうした改善により、ユーザー体験が向上し、最終的には売上や問い合わせの増加が見込めます。
データ収集とデータ解析の違い
データを集めるだけでは、そのデータの持つ意味や価値を引き出すことができません。データ収集は重要ですが、集めたデータを解析して初めて、有益な情報を得ることができます。したがって、データを収集したら必ずデータ解析を行い、得られた結果を基に改善策や戦略を考えることが必要です。これにより、データを最大限に活用することができ、より良い意思決定が可能になります。
データ解析を行うためには、まずデータを収集することが必要です。データがなければ、どんなに優れた解析手法を持っていても、意味のある結果を得ることはできません。したがって、データ収集と解析は密接に関連しており、両者を組み合わせることで、より効果的な意思決定や戦略策定が実現します。データの収集が成功の第一歩であることを忘れずに、効果的なデータ活用を目指しましょう。
7. まとめ:4つのツールを活用してビジネス成長につなげる
各アクセス解析ツールは、それぞれ異なるデータや視点からの分析が可能です。Googleアナリティクスとクラリティで訪問者の行動を細かく分析し、GoogleサーチコンソールとBingウェブマスターツールで検索エンジンでの露出やインデックス状況を把握することで、サイトの多角的な改善が可能になります。これらのツールを定期的にチェックし、データに基づいた戦略を実行して、問い合わせや売上を増加させるための基盤を築きましょう。
ラムジェットデザインではこの4つのツール設置代行をウェブ担当サービスをご依頼で無料サービスしております。本質的に設定しただけでは意味がありませんのでぜひ活用していきましょう。また、設置のみのオーダーも受け付けております。お気軽にご相談ください。
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